無事終演いたしました。

2023年07月03日

7月になりました。
神奈川は夏みたいな陽気が続いています。
まだ梅雨真っ最中なんですよね。
すでにクーラーのお世話になりっぱなしです。
おお、文明開化。

先月の話ですが、6月8日から6月20日まで、新宿シアターミラクルにて公演しておりました「ホテル・ミラクルThe Final」おかげさまで無事千穐楽まで終えることができました。

このご時世、感染症やその他の病気、事故やトラブルなどもなく、全員揃ってすべての回を上演できたことが本当に嬉しかったです。舞台に立つ者にとっては受難の日々が続いておりますが、続けていくということを第一に頑張っていこうと思います。

で、この新宿シアターミラクルという劇場ですが、6月22日に完全閉館となりました。
僕の所属している劇団鋼鉄村松でもよく使わせていただいた劇場です。

新宿歌舞伎町の雑居ビルの4階にあって、1階はケバブ屋さん、他の階はライブハウスやガールズバー、謎解きゲームのチェックポイントなど、雑多な雰囲気も歌舞伎町ならではでした。
エレベーターで劇場へ上がるときに、ガールズバーのお客さんと乗り合わせたりなど、なかなかない経験をさせてもらいました。

小劇場といわれるジャンルの演劇と、それを上演するための小さな劇場が次々と無くなっています。
もともと経営が成り立たないような危うい団体や劇場が多かったうえに、コロナ禍でさらに追い込まれたのが原因です。
演劇のすそ野を広げるためには、小劇場がこれ以上なくならないようにしていかないといけないと思います。

社労士としてできることをしよう、ということで、昨年末から舞台・映像関係者の方の労災保険加入のお手伝いを始めました。
舞台の稽古中のケガがもとでアルバイトを休まなくてはいけなくなり、舞台の仕事も辞めて田舎へ帰る、という人を何人も見てきました。
最近では、稽古場でコロナに感染したけれど補償がなにもないので困窮してしまうという例も見受けられます。
労災保険に加入していれば、治療費は全額補償、仕事を休んだ日数に応じて休業補償給付金を受けることができるのです。

少しでも舞台・映像関係者を守ることができれば良いな、という思いで活動しています。
お知り合いに舞台・映像関係者の方がいらっしゃいましたら、労災保険入れるらしいよ、ということを広めていただけると幸いです。

ご相談などはいつでも私までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。