緊急事態宣言延長に伴う雇用調整助成金特例延長

2021年06月01日

6月。そろそろ梅雨入りですか。

湿気が多いのは苦手です。

ぐったりしてしまいます。

なので、うちには加湿器はありませんが除湿機は常備してあります。

冬以外はコンスタントに稼働中。


今月も雇用調整助成金のお話になってしまいます。

9都府県で緊急事態宣言が延長になって、それに合わせて雇用調整助成金の特例も延びて。


終息の気配が見えませぬ。

雇用について言えば、緊急事態宣言が解除されたとしても、経済が立ち直るまでにはまだまだ時間がかかるわけで、その間の雇用をどう保たせるか、それが重要になるわけです。

そう考えると、雇用調整助成金の特例をすぐに終了してしまうのは危ういな、と。

もし緊急事態宣言解除と合わせて特例終了となると、経営が立ちゆかなくなる会社がさらに増えてくるのではないかと思うのです。

ますます経済が傾いてしまう。

業態変更は難しいし、変化に耐えられない中小企業は会社をたたむしかなくなる。

悪い方へ悪い方へ向かっている気がします。


経営者として対策するとしたら、収入をひとつに絞らないようにする、といった工夫でしょうか。

取引先1社のみではなく、小さくても数社の取引先を開拓しておく。

事業を広げることが難しいのであれば、ささやかでも別収入が入るような活動をしておく。

サラリーマンの副業のような感じでしょうか。

本業に支障が出ない程度に時間と労力を使って、経営や生活を多角化しておく。

そんな工夫が求められるのではないかと思います。


その際、「この仕事で食っていくと決めたから」というプライドが邪魔になることがあります。

そこでどれだけ潔くプライドを手放せるか、で将来が変わってくるのではないかと。

家計の話でも、「一旦生活のグレードを上げた後に収入が減る、そのときにまた生活のグレードを落とすことができるかどうか」でその後生き残れるかどうかが決まる」ということがあります。


生きるために重要なことはしっかり守って、それ以外を軽やかに手放す。

そのことを意識してみてはいかがでしょうか。

生き残るために。