不正受給について

2022年09月02日

9月になりました。

まだまだ暑い日が続いておりますが、お元気でしょうか。

私の身近な方々にコロナ感染者が増えてきました。

気をつけていても感染してしまう、そんな気がしています。

このままほぼすべての日本人が感染して、集団免疫を獲得して、そして新型コロナウィルス感染症が日常へと変わっていくのでしょうか。

そこまでには時間がかかりそうです。


今月の話題は、助成金の不正受給についてです。

先日、助成金の不正受給者の公表が行われました。

内容としては、独立行政法人労働者健康安全機構の管轄する助成金について、虚偽の活動報告書を作成し助成金を申請した事業者がいた、とのことです。

産業保健活動の助成金ですが、保健師や産業医を紹介する会社があり、そちらからの売り込みで契約し、申請まで依頼したという事案のようです。

詳しい内容と事業者名は実際に独立行政法人労働者健康安全機構のホームページをご覧いただければわかりますが、しっかり事業者名が載っています。


おそらくですが、検索サイトで事業者名を検索したときにもこのページはひっかかってくるのではないかと。

そうなると、今後の採用活動にも影響がでてくることと思います。

今の新卒世代にかぎらず、転職を考えている方でも、会社名をまず検索してみるのはよくあることです。

その際に不正受給者としての記録が表示されたらどうでしょうか。

就職をためらう理由としては充分ではないかと考えられます。


デジタルタトゥーという言葉もあります。一度Web上に載った情報は未来永劫残り続けると考えたほうが良いと思います。

そのことをふまえ、行動していただければと思います。

もちろん、正式な手続きに則って助成金や補助金を申請するぶんには何の問題もありません。

迷っている方はぜひ社労士へご相談ください。